犬がトイレの前でうろうろして落ち着きがない理由と対策法

愛犬が、トイレの前でうろうろする光景を目にしたことはありませんか?
場合によっては、激しく動いたり、鳴くこともあります。
飼い主さんにしてみるとその行動が謎で悩んでしまいますよね。
愛犬がトイレの前でうろうろしている様々な理由について調べてみました。
知りたいことはありますか
愛犬がトイレの前でうろうろ動いている理由とは!?
そこで、犬がトイレの前でうろうろして落ち着きがない行動の理由と対策法についてご紹介します。
犬が、トイレの前でうろうろしたりぐるぐる回ったり、何だか落ち着きない行動を見せるのは珍しいことではありません。
愛犬がトイレの前でうろうろ動いている姿には、次の4つの理由が考えられます。
安全を確認しているため
犬がトイレの前で、落ち着きなくうろうろしている多くの理由は、周囲の安全を確認していると考えられます。
特に、排便する時は、一時的であっても犬にとっては最も無防備な状態になります。
その為、排便の前に、必要以上に周囲に気を配って警戒する面があります。
このような犬の行動は、実は、犬の祖先でもあるオオカミにもみられる行動といわれていて、その時の警戒心の名残から、ペットとして人に飼われる前から習性としてあるためこのような行動を見せるといわれています。
特に、家に迎えたばかりの犬に見られることが多いです。
トイレの場所が気に入らないため
周囲の安全を確認するという行動からもわかるように、犬にとってトイレはある種のこだわりがあると考えられます。
別の面から見ると、犬も落ち着いてトイレを済ませたいと思う気持ちがあるのかもしれません。
ところが、トイレの場所が落ち着かず気に入らないことで、トイレの前でうろうろする姿を見せることもあります。
トイレの周りに嫌いなおもちゃ等がある
犬もトイレの場所が気に入らないこともあると考えると、トイレの周りに犬自身が嫌うような物がある場合も、トイレ前でうろうろすることがあります。
例えば、犬が嫌いなおもちゃ等があったりしませんか?
急に、トイレ前で落ち着かない行動を見せ始めたら、何か気に入らない物があるのかもしれません。
トイレの場所を探している
最近、トイレの場所を変えたり、トイレシーツが変わったりしませんでしたか?
トイレの位置が変わったりトイレシーツを変えたりすると、トイレの場所がわからず探していることから、トイレ前でうろうろしている可能性もあります。
急にトイレ環境が変わってどこでトイレをしていいのか戸惑っているのかもしれません。
犬がトイレの前でうろうろする時の対策法
犬がトイレの前でうろうろするのは、トイレに関して何らかの不安や不満を感じている可能性があります。
犬がしきりに体の一部を舐めまわしたり、うろうろしたり落ち着きがないのは場合によってはストレスを抱えているサインだったりもします。
トイレに一時でも不安を感じてそれがストレスにならないように、犬がトイレの前でうろうろする時の対策法をまとめました。
ゆっくりトイレで落ち着けるように工夫していきましょう。
トイレやトイレの場所を変えてみる
最初に、今使っているトイレやトイレの場所を変えてみるのも一つの対策法です。
結局、犬は無防備になるトイレに安心を求めているともいえます。
そこで、トイレそのものを変えたり、トイレの場所を変えてみるのがいいかもしれません。
犬のトイレは、囲いがないものから囲いがあるものから様々です。
愛犬が落ち着いて排泄できるのはどんなトイレなのか探ってみてはどうでしょうか。
また、トイレのある周りの環境が、犬にとっては落ち着けない場所の可能性もあります。
犬はもともときれい好きな動物です。
自分の生活する環境はきれいに保とうとする習慣があります。
その為、生活空間とトイレの場所があまり近くても犬にとってはいい環境であるとはいえないところもあります。
一度トイレの場所を変えてみて、しっかりここがトイレであることを教えてあげることから始めてみてください。
トイレの周りの物を取り除く
特に、今までは何の問題もなくトイレにスムーズに行けていたのに、急に落ち着きがなくうろうろしているようなら、トイレ周りに何か犬を不安にさせているものがあるのかもしれません。
一度トイレ周りをチェックしてなるべく余計な物は片付けるようにしてみてください。
トイレ周りの物を片付けて落ち着ける環境を作ってあげましょう。
もし、周りの物を取り除いてもあまり変わらないようなら、周りの風景が気に入らないかもしれません。
そんな時は、優しく声をかけながらトイレに誘導してみてください。
静かに見守る
犬を家に迎えたばかりなら、トイレ前でうろうろしていてもしばらくは静かに見守ってあげます。
初めて犬を迎える飼い主さんも不安はあるでしょう。
それは犬も同じです。
しばらくトイレ前で落ち着きがないかもしれませんが、少し放っておいてあげることも大切なことです。
あまり飼い主さんがジロジロみてしまうと、愛犬も意識してますます落ち着きません。
いずれトイレを認識するようになるので焦らずに見守ってあげてください。
トイレトレーニングを行う
犬に安心してトイレを使ってもらうには、トイレトレーニングを行うのも効果的です。
トイレトレーニングとはいっても、しつけとしてトイレの場所を教えるのではなく、飼い主さんでトイレのタイミングを主導するトレーニングです。
犬に、「大丈夫だよ、安心してやってごらん」と声かけしながら犬に教えていきます。
おしっこをするタイミングに合わせて「シーシー」という声や「ワンツースリー」といった掛け声をかけてあげましょう。
うまくトイレができた場合はご褒美をあげます。
これを何度か繰り返すことで、飼い主さんの掛け声のタイミングで、トイレをしてもいいと学習してくれるようになるはずです。
犬のトイレトレーニングは、トイレなどだけではなく普段の生活や外出先など、様々な場面で役立つ方法です。
例えば、不慣れな場所での粗相も減らすことも可能です。
散歩前のタイミングで用を足しておければ、散歩中や外出先でトイレをすることもなくなります。
まとめ
トイレの前でうろうろするだけではなく、吠えたりするような行動をしていた場合は、トイレに対する抵抗感や不安を感じている証拠です。
飼い主さんは慌てずにトイレの場所を移動させるなど環境を見直して対策しましょう。
では、この記事で紹介した内容をおさらいしておきます。
☑愛犬がトイレの前でうろうろ動いている理由
・周囲の安全を確認している(特に家に迎えたばかりの犬に多い)
・トイレの場所が落ち着かず気に入らない
・トイレの周りに嫌いなおもちゃ等がある
・急にトイレの環境が変わって、トイレの場所を分からず探している
☑犬がトイレの前でうろうろする時の対策法
・トイレやトイレの場所を変える
・トイレの周りの物を取り除く
・静かに見守る
・愛犬がトイレするタイミングで声かけをして、うまくできたらご褒美をあげるトイレトレーニングを行う
愛犬が、いったい何が気に入らないのか、最初は手探りになると思いますが愛情を注ぐうちに愛犬もちゃんと応えてくれるようになりますよ。