犬の爪切りで血がでてしまった!止める方法は!?

犬の爪を切っていたら、出血してしまったと言う経験のある方もいるのではないでしょうか?
少しの量でも出血してしまうと驚いてしまいますし、犬にも痛い思いをさせてしまいます。
犬の爪切りで出血しないためには、どうしたら良いのでしょうか?
そこで今回の記事では、犬の爪切りの方法と出血を止める方法について説明したいと思います。
知りたいことはありますか
犬の爪はなぜ出血するの!?
犬の爪は人間の爪とは構造が異なり、中央に神経や血管が通っているそうです。
白い爪の場合、外側から見るとピンクに見える部分が血管です。
そのため、爪を切った際に深く切りすぎてしまうと血管まで切ってしまい、出血してしまうことがあるそうです。
また散歩時に爪が削れ過ぎてしまった時や、爪が折れてしまった時にも出血することがあるとされています。
犬の爪切りの種類について
犬の爪切りを行う際には、適切な道具をそろえることが大切です。
爪切りには色々なタイプがあり、ペットショップなどで購入することができるそうです。
ギロチンタイプの爪切り
犬の爪切りに一番多く使われているのが、ギロチン式爪切りだと言われています。
小型犬や中型犬の爪には非常に適しており、爪切りに慣れていない方でも扱いやすいそうです。
ただし、爪を切り落とすタイプなので、失敗した場合の切り口が大きいことと微調整しにくいことが難点だとされています。
ニッパータイプの爪切り
ニッパー式の爪切りは、ハサミのように両側の刃を爪に挟んで切る爪切りですが、ペット用としては現在ではあまり市販されていないそうです。
そのため、普通のニッパーを代用することが多いようですが、犬の爪切り専用のものは刃が丸く加工されているそうです。
ニッパー式は犬が暴れた際にも爪が引っかかることがなく、少しずつ切ることができるので微調整ができる点がメリットとして挙げられます。
ただし、刃が劣化すると切り口がささくれてしまうことが難点だと言われています。
ピコックタイプの爪切り
ピコック式の爪切りはギロチン式を改良したもので、子犬や小型犬に用いやすくなっているそうです。
刃を横向きに突出させているため巻き爪でも切りやすく、指のかかる部分にカバーがないので指を挟む心配がないと言われています。
やすり
爪切りを使用する自信がない方は、爪やすりを使用すると良いそうです。
爪やすりは少しずつ爪を削るため、出血する可能性が減り微調整が可能だと言われています。
しかし、伸び切った爪を削るのは時間がかかるため、犬が嫌がることがあるようです。
電動タイプの爪やすり
電動タイプの爪やすりは、力を入れずに削ることができるので普通の爪やすりよりも楽に行うことができますが、振動や音を嫌がる犬が多いと言われています。
犬の爪切りで出血した時の止め方
犬の爪から出血してしまった場合、出血量によって止血方法が異なるそうです。
血の量が少ない場合
出血量が少ない場合は、清潔な布(コットン、ガーゼなど)で、出血部分を直接圧迫し止血を行うと良いと言われています。
犬の爪の血管部分は比較的柔らかいので、しばらくの間力を入れて抑えておけば、少量の出血の場合は止血ができるそうです。
ただし、この時に止血にタオルを使用しないよう注意しましょう。
タオルは血液が付着すると縮むため、出血部分がタオルに付いてしまうことがあり、タオルを剥がすときにさらに出血してしまうことがあるそうです。
血の量が多い場合
出血量が多い場合は、色々な止血方法があるそうです。
犬の状態や状況に応じて対処方法を選ぶと良いでしょう。
止血剤を使って止める
市販されている止血剤(クイックストップ)は、即効性がありため出血が止まるのが早いと言われています。
ただし、止血剤は薬で患部を焼いて止血するので、痛みが伴うそうです。
小麦粉や片栗粉を使う
小麦粉を水で硬めに溶き、患部に塗りつけてガーゼなどで押さえることで止血する方法もあります。
小麦粉が固まって血が止まっているようであればそのまましばらく放置して様子を見ましょう。
血が滲んでいるようであれば、さらに小麦粉を上から重ねていくと良いそうです。
小麦粉の他にも、片栗粉やコーンスターチでも代用できるとされています。
出血が止まったら、患部を水で洗い流して清潔にしておきましょう。
焼灼止血法
出血した患部を熱で焼くことで止血する方法もあるそうです。
この方法は動物病院でも行われているもので、即効性がありますが、かなりの痛みを伴うと言われています。
経験がないのであれば、他の方法を試すか動物病院で行ってもらうと良いでしょう。
血が流れ落ちる時は病院へ
血が流れ落ちるほど出血量が多かったり、出血が止まらないと言う場合は患部を押さえて止血をしながら、できるだけ早く動物病院を受診するようにしましょう。
まとめ
犬の爪から突然出血があったら、驚いてパニックになってしまう方もいると思います。
そんな時に慌てずに対処できるように、止血の方法や必要なものを用意しておくと良いですね。
ただし、あまりにひどい場合は自分で対処しようとせずに、すぐに動物病院で処置を行うようにしましょう。
それではここで、今回の記事をおさらいしたいと思います。
☑犬の爪は中央に神経や血管が通っているため出血する
☑爪切りにはギロチン式、ニッパー式、ピコック式がある、ギロチン式やピコック式は微調整がしにくいが、ニッパー式は少しずつ切ることができる
☑爪を切る自信がない場合は爪やすり、電動爪やすりなどを使用すると良い
☑出血した場合は出血量によって止血方法が異なる
☑出血が少量の場合、清潔なガーゼやコットンで患部を押さえて止血する、この時タオルは使用しないこと
☑出血量が多い場合、小麦粉などの粉類を水に溶き患部に塗って止血する
☑患部を焼くことで止血する方法があるが、かなりの痛みを伴うのでおすすめできない
☑出血量が多い、出血が止まらない場合は、早急に動物病院を受診する
犬の爪は手入れを怠り伸びすぎると血管まで伸びてしまうそうです。
そうなると出血してしまう可能性が高くなりますので、普段からこまめに爪のお手入れをすることが大切です。