犬のストレスの原因や解消法!サインをよく見てみよう!

人間と同じように、犬も日常的に様々なストレスを感じていると言われています。
犬は人間がなんとも思わない些細なことにもストレスを感じることがあり、それを伝えようと飼い主にサインを出すそうです。
今回の記事では、そんな犬のストレスの原因や解消法、サインについて説明したいと思います。
知りたいことはありますか
犬のストレスの原因とは!?
犬のストレスの原因は、大きく精神的なものと肉体的なものの2種類に分けられるそうです。
ストレスを解消するためには、原因を詳しく知ることが大切です。
新しい犬や知らない人が来た時
自分の縄張りである家の中に、新しい家族として新しい犬や知らない人が来た時、犬は大きなストレスを感じると言われています。
結婚や出産で家族が増えたり、犬や猫などの新しい動物が増えたりすると、飼い主の愛情が他に向けられることに犬は不安を感じ、攻撃的になることもあるそうです。
引っ越しによるもの
引越しは人間にとってもストレスになりやすいですが、犬にとっても同様で、新しい環境に順応するまで不安や緊張を強く感じて過ごすと言われています。
また、引越しと同時に家族が増えたりすることは、ストレスを増加させるため注意する必要があります。
家族が喧嘩している
家族間で喧嘩が起こると、犬は不安を感じストレスが増加すると言われています。
また、喧嘩中に大きな声を出したり、犬に八つ当たりをしたりすると、犬は恐怖を感じ、飼い主との信頼関係まで影響が出ることがあるので注意しましょう。
構ってあげていない・構いすぎ
犬は飼い主が忙しくて構ってくれないことにストレスを感じると言われていますが、反対に自分が寝たいときに構ってくるなど構われ過ぎる時にもストレスを感じると言われています。
犬とコミュニケーションをとることは重要ですが、犬が休息しているときには静かに見守ることも大切です。
騒音によるもの
犬は人間よりも数倍聴覚が優れていると言われています。
そのため人間は不快に感じない音にも、強いストレスを感じることがあるそうです。
特に工事現場などから聞こえる金属がぶつかる音、公園などから聞こえる子供の甲高い声、オーディオから流れる重低音などには注意が必要です。
こういった音が日常的に聞こえている場合は、犬の耳に入らないよう環境を改善する必要があるとされています。
動く場所が狭すぎる・広すぎる
1日中狭いケージに入れられて犬の行動できる範囲が狭すぎることも、犬にとっては強いストレスになるそうです。
また反対に、隠れる場所がないほど広い場所に置かれていても、不安からストレスを感じると言われています。
犬がある程度自由に行動できる広さの場所で、専用の犬小屋やケージなど安心できる場所を与えると、ストレスを和らげることができるそうです。
犬のストレスのサインは!?
犬はカーミングシグナルと言うボディランゲージで、飼い主に気持ちを伝えると言われています。
飼い犬にストレス状態を表すカーミングシグナルが見られたら、飼い犬の様子をよく観察し、ストレスを解消してあげるようにしましょう。
無駄吠えをする
散歩中に知らない人や他の犬に対して吠えたり、室内で飼い主に対して激しく吠えたりする場合は、強い緊張や不安からストレスを感じていると考えられます。
これは社会性がない犬に多く見られ、その場面にどう対応したらいいのかわからないために吠えていると言うことが多いそうです。
こういった場合は、飼い主が強く注意をすると、恐怖感も加わりさらに強いストレスになると言われていますので、注意が必要です。
あくびをする
犬は慣れない環境にいる時や緊張する場面に遭遇した時に、強いストレスを感じると言われています。
そのため、大きなあくびをして気持ちを落ち着けようとするそうです。
また、あくびをする際は、そのストレスの対象から顔を背けて行うことが多いとされています。
毛が抜けてしまう
換毛期ではない時期に毛が大量に抜けてしまう場合は、ストレスが原因のことがあるそうです。
これは、何らかの原因でストレスを感じたときに、気付かぬうちに脚や体の一部を舐め続けて脱毛してしまうためだと考えられています。
ただし、アレルギーや皮膚炎など皮膚の病気が原因の場合もありますので、あまり毛が抜けるようであれば、動物病院に相談するようにしましょう。
尻尾を追いかけ回る
犬がしっぽを追いかける行為は、子犬の内ならば問題ないそうですが、成犬が行っている場合は強いストレスが原因だと言われています。
この行為は、自分がやりたくないことをやらせたり、行きたくない場所に連れていかれたなど無理強いされて生じたストレスからくる行為だと考えられています。
この行為は放置すると、しっぽに噛みついて傷が付いたり、しっぽの毛を毟ってしまったり、ひどいときには噛みちぎってしまうこともあるそうですので、早めに対処することが重要です。
フケが出る
犬は興奮すると、立毛筋が刺激され毛が逆立つことがありますが、この時に毛の奥に隠れていたフケが表面に出てくることがあるそうです。
急激に恐怖やストレスを感じたときに多く見られますが、ストレスを感じる状況でない場合、皮膚の病気が原因のこともありますので、よく観察するようにしましょう。
足を舐めたり噛んだりする
犬が足や体の一部を執拗になめたり噛んだりしている時は、強い不安やストレスを感じていると言われています。
特に新しい家族が増えたときや、工事などで大きな音が続けて聞こえている時に多く見られるそうです。
この行為をそのまま放置すると、毛が抜け、皮膚に炎症が起こり肉芽腫ができやすくなることもあるので、注意する必要があります。
犬のストレスの解消法
犬がストレスを感じていると気づいたときには、その原因を見極めて対処することが大切です。
散歩の時間を増やす
散歩の量が足りずに運動不足になり、ストレスを感じていいる場合、突然とびかかってきたり、むやみに走り回ったりすることがあるそうです。
こういったっ場合は、散歩の時間や回数を増やして、しっかりと運動させることが大切です。
また、散歩コースを定期的に変えると良い刺激となり、ストレス解消につながると言われています。
犬とスキンシップをとる
飼い主とのコミュニケーションが足りないと感じている犬は、構って欲しいと言うサインを出すと言われています。
この場合は、犬に声を掛けたり、撫でたり、遊んであげたりするだけで、犬は安心し軽いストレスであれば解消してしまうそうです。
また、飼い犬の体のケアもかねてブラッシングなどしてあげるのもストレス解消に役立つとされています。
まとめ
室内で人間と一緒に生活している犬は、人間の行動の影響を受けやすく、些細なことでもストレスを感じてしまうと言われています。
原因やその現れ方は犬よって異なりますが、普段から飼い主が気を付けてあげることで、ストレスを和らげることができるそうです。
それではここで、今回の記事をおさらいしたいと思います。
☑犬のストレスには精神的なものと肉体的なものがある
☑原因として、新しい犬や家族が増えた、引越し、家族の不和、飼い主が構ってくれない、構いすぎる、騒音、動く範囲が狭い、広いなどが挙げられる
☑犬がストレスを感じたとき出すサインは、無駄吠え、あくび、脱毛、しっぽを追う、フケが出る、足を舐める、噛むなどが挙げられる
☑ステレスを解消するためには、散歩を増やして運動不足を解消する、飼い主とのコミュニケーションを増やすなどの方法がある
犬の様子を普段からしっかりと観察して、犬がストレスのサインを出してきたときに早めに対処できるように心がけましょう。
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