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犬の水頭症の4つの原因や症状、治療法について

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犬 水頭症 原因

犬を飼うことになったら、犬についての病気についても知っておきたいですよね。

特に小型犬を飼うつもりなら、水頭症と呼ばれる病気についても知っておいた方がいいです。

犬の病気は、飼い主さんが判断するのではなく獣医さんの診断が重要ですが、飼い主さんもある程度、水頭症について理解しておきましょう。

そこで、犬の水頭症の4つの原因と症状、そして治療法についてお話しします。


犬の水頭症とは!?

犬 水頭症とは

犬の水頭症は、病名だけでも恐ろしい病気と思う飼い主さんも多いと思います。

犬の水頭症とは、「脳脊髄液(のうせきずいえき)」と呼ばれる脊髄や脳の周りを循環している液体が、何かしらの原因で増加し脳を圧迫することが原因となって起こってしまう病気です。

この状態のMRICTなどの画像診断では、脳室が大きくなっていることと同じ意味になるようです。

水頭症は、完治することはないといわれている病気なので、飼い主さんは一生愛犬と共に病気と付き合っていく覚悟が必要です。

水頭症の主な症状

犬 水頭症 症状

・頭がドーム状にぷっくらと膨らむ

・動作がゆっくりで緩慢になる

・ぼんやりする時間が長かったり、眠っている時間が長かったりする

・認知症と思われるような症状が見られる

・突然吠えてみたり興奮したりする様子を見せる

・過食になるなど食欲不振が見られる

・よく転んで自力で立ち上がれない

・痙攣

・斜視や目が見えなくなる

尚、水頭症の症状については、脳のどの部位に障害があるのかによって異なります。

反対に、いつもより元気がない程度だと飼い主さんも気づきにくく、これといった症状が出ないケースもあります。

この場合は、元気があっても、すぐに転んだり歩き方がおかしいなどの行動で、飼い主さんが気づく場合が多いようです。

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犬の水頭症の4つの原因は何!?

犬 水頭症 原因

本来なら、脳脊髄液の一定量は、脳の表面を流れて静脈に吸収されることによって、脳圧が一定に保たれるようになっています。

では、この脳脊髄液の量が増えてしまう原因はどこにあるのでしょうか。

脳脊髄液の量が増えて犬の水頭症になってしまう原因には、大まかに4つあります。

1,先天的遺伝によるもの

犬の水頭症は、先天的遺伝が原因の場合があります。

例えば、出生前にウイルスに感染することがあったり、発育の不良から水頭症を発症するのが先天的遺伝が原因の水頭症です。

2,後天的な原因

後天的な原因には、犬が頭に外傷を負ってしまったり、ウイルスの感染によって脳炎を発症したり、脳内出血、脳腫瘍、脳髄膜炎などの発症が原因になり水頭症になることもあります。

3,犬の代謝によるもの

何らかの原因で脳細胞が破壊されて、発育不足になった場合、脳脊髄液が吸収されずに脳に滞ったことが原因で水頭症を発症させます。

4,犬が閉塞を起こしたため

本来なら、脳や脊髄の周りを循環している脳脊髄液が、何かの原因で循環がうまくいかなくなり閉塞を起こして、それが水頭症を発症させる原因につながる場合もあります。

犬の水頭症の治療法について

犬 水頭症 治療

犬の水頭症の治療法の基本は、脳圧をいかに下げさせるかの治療と、過剰になっている脳脊髄液を抜いて循環させる方法が主な治療法になっています。

内科療法

犬の水頭症は、完治が難しい病気であることから、水頭症の治療は、原因を取り除くことより、水頭症の症状の軽減を目的とした治療が行われます。高圧利尿剤を犬に投与して、脳室の中の脳脊髄液を減らしての脳への圧力を低下させせる治療です

脳細胞が、脳浮腫といわれる水ぶくれの状態なら、副腎皮質ホルモン薬の投与も行われるようです。

ただし、この治療は症状を軽減させるものなので、症状が落ち着いたからと薬の投与を中止してしまうと再発します。

外科療法

犬の水頭症がかなり進行し、どんどん脳脊髄液が溜まってしまう状態では、脳と腹腔をバイパスする<脳室腹腔シャント>と呼ばれる外科手術を行う場合もあります。

この外科手術は、チューブを使うもので脳内にチューブを入れて、もう片方のチューブをお腹の中に入れて、お腹に脳室内の脳脊髄液を流れさせてそこで吸収させてしまうものです。

この外科治療で設置されたチューブは、一生涯取り外すことはできません

さらに、術後には、チューブが詰まってしまったり、脳内の感染症といったリスクが伴う場合もあるので、外科手術に関しては、獣医師さんとよく話し合ってから行う必要があります。

また、内科的な治療法でも症状が軽減されるなどの改善の可能性が低く、症状が重症になってしまうと外科的な治療のリスクが高くなってしまうこともあって、場合によっては手術がすすめられないケースもあるようです。

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先天的な水頭症にかかりやすい犬種は!?

犬 水頭症 犬種

先天的遺伝が原因になり水頭症を発症しやすい小型犬の犬種は、トイプードル、パグ、ポメラニアン、ラサアプソ、ペキニーズ、マルチーズ、シーズー、ボストンテリア、ブルドッグ、ヨークシャーテリア、マンチェスターテリア、ケアーンテリアなどの短頭犬種に多く見られます。

これらの小型犬の多くは、生後3ヶ月~約6ヶ月(半年)の間にいろいろな神経症状を見せるようになります。

また、上記の小型犬の中でも発症確率が高いのが、ポメラニアンとチワワといわれています。

小型犬を飼うつもりでいるなら、水頭症を発症してしまう可能性もあることを十分覚悟した上で迎えるようにしましょう。

水頭症の予防と対策はあるの?

水頭症は、残念ながら予防することは難しいといわれています。

それでも、早期発見ができれば適切な治療を受けることが可能になります。

水頭症が先天性の場合なら、子犬の時期にその症状が現れるケースが多いので、子犬の時期は、日頃の過ごし方や歩き方などを注意深く観察することが大切になってきます。

また、水頭症の場合は、短命といわれています。

そんなことを聞いたら、飼い主さんはかなりのショック受けて動揺するでしょう。

でも、早めに犬の症状に気づいてあげて早期に治療をスタートさせれば、寿命を全うできる可能性もあります。

悲観的になる前に、愛犬と一緒に治療を根気強く続けていくことが重要です。

まとめ

犬 水頭症 まとめ

犬の水頭症は、特に小型犬に多く発症しやすい病気といわれているだけで、他の犬種は発症しないというわけではありません。

他の犬種でもいつもと様子が違っていたり、気になるような症状が見られたら、獣医師に相談してみましょう。

では、犬の水頭症についてもう一度振り返っておきます。

水頭症は、完治するのが難しい病気

水頭症の主な症状

・頭が膨らむ

・動作がゆっくり

・ぼんやりしたり眠ってばかりいる

・認知症の症状

・突然吠えたり興奮する

・過食や食欲不振

・痙攣

・斜視や目が見えなくなる

・元気があっても転んだり歩き方がおかしいことで気づくことも

犬の水頭症の原因

・先天的遺伝

・後天的な原因→頭に外傷を負った、ウイルス感染したなど

・犬の代謝→脳脊髄液が吸収されずに脳に滞っている

・犬が閉塞→脳脊髄液の循環がうまくいかず閉塞を起こす

犬の水頭症の治療法

・内科療法→症状を軽減させるのが目的。薬の投与を中止すると再発する

・外科療法→チューブを使って脳脊髄液をお腹で吸収させる

水頭症を発症しやすいのは小型犬(短頭犬種)

早期発見、早期治療で寿命を全うできる可能性も

後天的な原因の水頭症は、普段から頭の外傷やウイルスの感染に注意してあげること重要です。

愛犬の健康は、飼い主さんがしっかり管理してあげましょう。

>>犬の水頭症の初期症状や寿命についてはこちら

犬の水頭症って治るの?初期症状や寿命について

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