テリア犬の種類別の特徴や性格についてのまとめ。

愛らしい可愛い犬なのに優雅な雰囲気をまとっている犬種のテリア。
性格がおとなしそうで一見臆病に見えがちなところが私たちには愛らしく思うテリアですが、テリアの多くの種類は小動物の狩りをするなど名手としても知られています。
そこで、この記事では、テリアの種類の犬の特徴や性格をまとめました。
知りたいことはありますか
テリア犬ってどんな犬!?
現在、テリア種やテリアと呼ばれる種類の犬は世界で44種類以上あります。
一部の犬を除いてテリアの多くがペット犬として愛されています。
そんなテリア犬はどんな犬なのでしょうか。
テリアの名前の由来
テリア犬の「テリア」の語源は「大地」や「上」を表すラテン語の「テラ」からきているもので「テリア」は「土を掘る」というような意味合いがあります。
テリアの犬種の特徴
テリアの犬種の特徴の一つである体つきは、平均すると小さいものの、その小柄の体つきとは反対に勇敢さと体力も備えていてとても活発な性格です。
テリアの犬種の性格
活発で明るい活動的な性格ですが、気も強く意外と自己主張が強い面もあり頑固な面も持ち合わせています。
テリアの他タイプの分け方
テリアの犬種には、足が短いタイプのものと足が長いタイプのもの、そしてどちらにも属さないテリアで分けられます。
それぞれの体型に合わせて、地上と地中に分かれ同じテリアの犬種でも違う仕事をこなしています。
足の短いタイプのスコティッシュテリアやノーフォークテリアなどのテリアは、この体つきの特徴を生かして、狭い巣穴などに入って獲物を追いかける仕事をします。
足の長いタイプのエアデールテリア、ワイヤーフォックステリアテリアなどのテリアなどのテリアは、獲物を追いかけたり獲物を回収する仕事をします。
そして、どちらにも属さないタイプの、トイマンチェスターテリア、日本テリアなどは、愛玩用として可愛がられるかネズミの駆除などに使われることもあります。
テリア犬の色んな種類と特徴
では、一部テリアの種類と特徴を紹介します。
ヨークシャテリア
テリアというと最も知名度があるのがヨークシャテリア。
別名「ヨーキー」の名前でも親しまれています。
日本ではトップ10に入る人気の種類です。
ヨークシャテリアは、とても小柄でいつまでも子犬のような可愛らしさと顔立ちが人気が続く理由といえます。
性格は、飼い主さんが大好きで甘えっ子ですが、甘えながら負け気強いところもあります。
ウエストハイランドホワイトテリア
こちらも別名ウエスティの愛称で親しまれている種類の純白の毛並みが特徴のテリア。
優しい表情と暗色の瞳目を、真っ白な毛からのぞき見ることができ美しい清楚なイメージがある犬種です。
お茶目で活発で明るい性格である反面、闘争心や挑戦的な面も持ち合わせています。
ジャックラッセルテリア
ジャックラッセルテリアは、テリアの種類の中では体長も高く割と骨太の犬種です。
狭い隙間を通り抜けて獲物を追いかけることから体型は細身です。
顔を傾けた表情は何とも言えない可愛らしさがあります。
動きは元気いっぱいで自由に走り回る活発性があるため、しつけはしっかりする必要があります。
エアデールテリア
エアデールテリアも体長が高くテリアの種類の中では最も大きな犬種に入ります。
足は長く真横から見る体型は、大きめで正方形に見えるスクエアタイプのバランスがいい中型犬になります。
三角の垂れた耳はボタン耳と呼ばれる耳で、褐色の目と断尾した尻尾がピンと立っているのもエアデールテリアの特徴です。
性格は、感受性が強く飼い主さんには従順でありながら、縄張り意識が強い面もあり攻撃的な一面もあります。
スコティッシュテリア
眉とひげが特徴的で頭部が長く、黒い剛毛に覆われている種類のテリアが「スコッティ」の愛称で親しまれているのがスコティッシュテリアです。
体つきは小型犬なのに力強さを感じさせます。
性格は、機敏で活発で独立心旺盛なので頑固な一面もあるので攻撃的な性格をみせることもあります。
スコティッシュテリアは、黒い毛で覆われているイメージがありますが、他にもスティールグレーや小麦色尾、ブリンドルや砂色などのテリアも存在しているようです。
ノーフォークテリア
ノーフォークテリアは、優れた狩猟犬でもあり害獣となるキツネなどからは天敵として恐れられています。
この種類のテリアは、体つきは小柄ですが、骨格が頑丈でどっしりとした四肢が特徴で歩き方は自信を感じさせる雰囲気があります。
被毛は二層構造で上毛と下毛とあって、厳しい天候の中にいても体を守ることができるような仕組みになっています。
ノーフォークテリアは、小柄なのに一頭でも獲物を恐れずに突進する勇敢な性質を持ち合わせている犬種です。
トイマンチェスターテリア
トイマンチェスターテリアは、頭部から細長く先細の顔立ちが特徴で立ち耳です。
黒い短毛は、皮膚に密着して光沢があるのもこの種類の特徴です。
見た目は、ドーベルマンにも似ているところもあります。
性格は、従順で好奇心旺盛で遊び好きな面がある一方、活動的なのに警戒心が強いタイプで時々臆病な一面を見せることもあります。
ケアーンテリア
ケアーンテリアは、どんなに狭いところでも入り込んで獲物を追い詰める、我慢強くて勇敢な性質を持った種類のテリアです。
他のテリア犬種と比較すると幅広い頭部のおかげで顎の力が発達したとか。
顔の周囲に飾り毛があるせいか、少しキツネのような風貌にも見えるところも特徴的です。
ワイアーフォックステリア
頭から口の部分まで長い長方形が特徴のワイアーフォックステリア。
目と目は少し離れていて、耳は、ボタン耳で途中で垂れているのも特徴です。
可愛らしい顔つきは、警戒心を怠らず厳格な雰囲気も持っています。
好奇心旺盛で遊び好きなのに、警戒心はことさら強いのも性格の特徴です。
ベドリントンテリア
ベドリントンテリアは、見た目はかなり特徴的で子羊のようなスタイルで上品さを感じさせる種類のテリアです。
目は、薄茶から栗入りの目をしていて、カーリー状の上毛は触ると硬く、下毛は羊毛状なのもこのテリアの特徴です。
性格は、感受性が強く温和な性格ですが、嫉妬しやすい性格面もあり頑固な一面もあります。
ミニチュアブルテリア
ミニチュアブルテリアも、テリアの中では独特な特徴を持つ種類です。
頭部からカーブを描くようなラインが鼻先まで続き、体つきは筋肉がたくましく体ががっちりした中型犬です。
性格は明るく従順ですが、育て方によっては攻撃的で強気な面を見せるような性格になるようです。
日本テリア
日本テリアは、引き締まった体で全体的にスマートな種類の小型犬です。
体の毛は短毛で光沢があり、白地に黒の斑模様があり、顔の左右の頬と黒い両目の上にタン色のマーキングがある特徴のある顔立ちをしています。
性格は、感覚が鋭く利口ですがテリアの種類の中では穏やかでおっとりした性格です。
ノーリッチテリア
ノーリッチテリアは、前はノーフォークテリアと同じ犬種として扱われていた種類です。
体つきは、短足で胴長の体と小さな立ち耳があります。
耳がとがっている立ち耳でなければ、ノーフォークテリアとほぼ同じといわれています。
性格は、好奇心旺盛で活発な反面、警戒心が強いことから穴を掘る癖などがあります。
マンチェスターテリア
テリアの種類の中で、もっとも細身ですっきりとしたシルエットなのがマンチェスターテリアです。
コンパクトな筋肉質という体格で動きはしなやか、動作は機敏に動くところが特徴的なテリア犬種です。
その機敏さを生かして、小動物などの害獣を追いかけてつかまえる能力は卓越したものがあります。
体つきは、体の高さよりもやや長めの胴体をしていて、背中はアーチ状のラインが特徴的です。
性格は、優しく明るく温厚な面もあるので愛情深い犬種になるため家族と遊ぶのが大好きです。
ただ、知らない人に対しては警戒心を持ち臆病な面を見せることもあります。
まとめ
テリアの種類はいろいろありますが、やはり可愛らしくて愛らしいのが魅力のテリア。
昔は、イギリスの紳士が連れて歩ける唯一の犬種とされていたこともあったとか。
可愛さの中に品の良さが見えるのがテリアかもしれません。
では、テリア全般の特徴をまとめました。
☑テリアは「土を掘る」というような意味がある
☑平均すると体格は小さく、反対に性格は勇敢
☑性格は、明るいながらも自己主張が強い面もある
☑テリアには、足が短いタイプと長いタイプ。どちらにも属さないタイプのものがいる
テリアには見た目が可愛い小柄な子が多く見られますが、小柄でもその中身はエネルギッシュな面やタフなテリアもいます。
逆に大型犬の方が臆病だったりすることもあるので小柄なテリアの性格もよく見た方がいいかもしれません。