犬のオムツの付け方。付けるタイミングや時期はいつ!?

犬にオムツをつける場合、どのようにして付けるのか知っていますか?
今回は犬のオムツの付け方についてみていくと同時に、犬のオムツを付けるタイミングや時期についても紹介していきます。
犬用オムツは犬を飼っている方のほとんどの方が使用するものであるといっていいでしょう。
ここでしっかり犬用オムツについて知っておくことをおすすめします。
知りたいことはありますか
犬にオムツを付ける時期やタイミングはいつ!?
犬にオムツを付ける時期やタイミングは3つあります。
・シニア犬になり足腰が弱くなってしまった場合
・マーキング対策が必要となった時
・生理(ヒート期)になった時
時期やタイミングはこれら3つです。
ではこれら3つの時期とタイミングをそれぞれ見ていきましょう。
シニア犬になる時期や介護が必要になるタイミング
シニア犬になると足腰が弱くなってきます。
人間と同じで筋肉が衰えてくるのです。
筋肉が衰えてくると歩くのが困難になりトイレまで自力で行くことができなくなってしまいます。
また筋肉が衰えてくるのは足腰だけではありません。
膀胱の筋肉も衰えてきます。
膀胱の筋肉が衰えてくるとおしっこが漏れてしまっったりということも少なくありません。
このようになってくると飼い主さんは掃除などで負担が大きくなります。
おしっこが漏れることで体におしっこが付いてしまい、臭いの原因になってしまうということも多いです。
犬は賢い動物です。プライドもあります。
そのため粗相してしまったことに傷ついてしまうということもあるようです。
飼い主の負担を軽減させるため、犬のためにもシニア犬になるとオムツは必要になってきます。
犬が何才からシニア犬と呼ばれるようになるのかというと、実は犬の大きさによって異なります。
小型犬の場合は7~8歳、大型犬の場合は5歳を過ぎたころからシニア犬と呼ばれるようになるのが一般的です。
シニア犬特有の特徴をまとめていくと、
・寝ていることが増える
・周囲への興味がなくなる
・散歩に行きたがらなくなる
・足腰が弱くなる
・食欲がなくなる
・粗相する回数が増えてしまう
といった特徴があります。
シニアと呼ばれる年齢に入るとこのような症状がみられることが多くなります。
といってもシニア犬と呼ばれる年齢になってもまだまだ元気な犬も多いです。
一般的にオムツを使用するなど介護が必要となる年齢は小型犬や中型犬で9~10歳、大型犬で6~7歳頃と言われています。
もちろんあくまで平均で個体差があります。
このような症状がみられるようになり粗相の回数が増えて来たなと感じたらオムツをつけてあげるようにして下さい。
犬のマーキング対策のタイミング
犬が電柱におしっこをかけているところを見たことがありませんか?
あれは排泄をしているのではなくマーキングを行っているのです。
犬の排泄とマーキングは異なり、一般的に排泄は座って、マーキングは片足を上げて行います。
犬のマーキングは自分の縄張りであると他の犬に主張するために行うことが多いです。
またメスに自分の存在をアピールするために行っている犬も多くいます。
家でマーキングする分にはいいですが、外でマーキングされるのは困りもの。
知らない人の玄関や花壇、植木などにマーキングを行いその家の人に見つかって怒られたというケースも少なくありません。
またドックランやドックカフェなど人も犬も多く集まるところではマーキング禁止となっているところもあります。
オムツ着用でないと利用することができないといった施設も少なくないようです。
犬のマーキング対策のタイミングですが、一般的にマーキングを始めるようになるのは生後8~9ヵ月と言われれています。
もちろん個体差があり生後6ヵ月でマーキングを始める犬もいます。
去勢をすればマーキングしなくなりますが、マーキングの癖がついてしまって去勢してもその癖だけが残りマーキングをやめないということもあるようです。
もし去勢をするのであればマーキングの癖がつかないうちに行うことをおすすめします。
犬が生理になるタイミング
犬の生理は私たち人間の生理とは少し異なります。
私たち人間の生理は月経と呼ばれており月に1度のペースでやってきます(不定期の方もいます)。
そして一定の年齢を超えると閉経し生理は二度と来なくなるものです。
犬の生理は生理ではなくヒートと呼ばれます。
ヒートは毎月くるものではなく、小型犬で年に2回、大型犬で年に1回くることがおおいです。
ヒート期の期間も異なり小型犬の場合は10日ほど、大型犬の場合2~3週間ほどとなっています。
さらに異なるのが閉経がないという点です。
シニア犬になると周期が長くなったり出血量が少なくなったりしますが閉経しないため一生生理があります。
犬が生理になるタイミングは春と秋です。
ではヒート期になればかならずオムツが必要となるのかというとそうではありません。
ヒート期でも出血が少なく自分で舐めて処理してしまう子もいます。
その場合は無理にオムツを付ける必要はありません。
ヒート期の特徴をみていくと、
・陰部が普段の3倍くらいに膨らんでいる
・落ち着きがなくなるソワソワしていることが多くなる
・興奮し吠えたり泣き叫ぶような声で鳴く
・オス犬の近くに行こうとする
・気性が荒くなり反抗的になる
このような特徴がみられることが多くなります。
ヒート期に入ったかな?と思ったら様子を見てオムツを使用するか使用しないかみてあげるといいでしょう。
人間用のオムツで代用できるの!?
私たち人間が使用するオムツと犬用のオムツは異なります。
犬用オムツの方が高いです。
そのため「人間用オムツで代用できないのか」という点は気になるところ。
実は代用可能です。
そこでここではどのように代用するのかについてみていきましょう。
人間用オムツの付け方について
人間用オムツの付け方は犬種によって異なります。
しっぽの短い犬種(コーギーやトイプードル)であればそのままつけることができます。
しかししっぽがある程度の長さがある犬種はそのままつけることはできません。
その場合はオムツに切り込みを入れてあげるようにしましょう。
犬用オムツのように丸く穴を開けた方がいいのではと思われるかもしれませんが、丸く穴を開けてしまうとオムツのポリマーが出てきやすくなってしまいます。
おすすめは縦に切り込みを入れることです。カッターを使用するといいでしょう。
そして切込みが広がらないようにガムテープで固定していきます。
しっぽの位置を確認してから切り込みを入れるようにして下さい。
あとは履かせるだけなのですぐに付けることができるでしょう。
ちょっとキツめにつける
サイズを選ぶ時は注意しましょう。
ゆとりのあるサイズを付けるよりちょっときつめのものを選んで付けることをおすすめします。
人間用オムツを代用する際の犬に合うサイズ
オムツのサイズには新生児用、Sサイズ、Mサイズ、Lサイズ、ビックとあります。
どのサイズがいいのかというのは犬種によって、また個体によって異なります。
オムツは体重を目安にしているためまず体重を測って体重にあったオムツを少量購入することをおすすめします。
メーカーによりますが少量パックでオムツが販売されていることもあります。
まとめ
犬のオムツを付けるタイミングやオムツの付け方について紹介していきました。
☑シニア犬、マーキングを始める、ヒート期のタイミングでオムツを付けるケースが多い
☑犬用オムツより人間用オムツの方が安く代用することは可能
☑しっぽに長さがある犬種の場合はオムツに切り込みを入れてしようする
☑切り込みを入れたあと、ガムテープで固定することを忘れずに
☑切り込みを入れる前にしっぽの位置を確認すること
☑オムツのサイズは犬種個体によって異なる
☑体重を目安にオムツを選ぶのがおすすめ
いかがでしたか?犬を飼っている人はぜひ知っておいて下さいね。