犬がお腹をだして仰向けになってる理由は!?しつけはできるの!

犬がお腹をだして仰向けに寝ることは、しつけのひとつだといわれ、犬に仰向けを教える飼い主も多いでしょう。
けれど、この仰向けにさせることについて、賛成派と反対派の意見もあるようです。
そこで、今回は、についてご紹介したいと思います。
記事の内容は、犬が仰向けでお腹を出して寝る理由やしつけ、仰向けにするに注意がいる犬種についてお届けします。
それでは、最初に犬が仰向けでお腹出して寝る理由についてみていきましょう。
知りたいことはありますか
犬が仰向けでお腹を出して寝る理由は!?
犬が仰向けでお腹を出して寝ている行動は、しつけとしても行うようですが、教えていないのに犬が自ら行うこともあるんです。
そんな、理由について説明します。
特に意味はない
犬が勝手に仰向けでお腹を出して寝ているのは、あまり意味がない場合も多いようなんです。
犬の小さい頃からの寝るクセだったり、たまたま仰向けに寝たら気持ちが良い、など人間と同じように寝心地が良いのがたまたま仰向けだった、というように特に深い意味がないといわれています。
また、夏場などの暑い季節になると体が暑くてフローリングなどの冷たいところに背中を着けて寝転ぶこともあるといわれ、普段はお腹を見せることもないため仰向けになるとお腹にも風があたり風通しが良くなるので気持ちが良いのかもしれませんよね。
安心している
犬が仰向けでお腹を出して寝ると言うことは、今の状況が安全だと認識している時だと言われています。
もともと犬は警戒心が強く、敏感なためよほど安心した状況でないと仰向けになってお腹を見せないといわれているんです。
相手に対して主導権を許している
犬が仰向けでお腹を出して寝るのは、相手が自分よりも上の立場にいるということをわかっている証拠だといわれています。
飼い主の場合、完全に飼い主の方が上のため、主従関係が出来上がっているときの行動のひとつだといわれているのです。
遊びに夢中
遊びに夢中のあまり仰向けになってお腹を出して寝てしまうこともあるといわれ、これは、信頼している関係や、安心している環境であるからの行動だといわれているんです。
転がったり、寝そべったり安心できる相手の前だとこんな行動もするのでしょう。
おねだりをしている
犬が仰向けになってお腹を出して寝るときは、飼い主におねだりをしているときだといわれています。
犬が仰向けでお腹を出している姿はとっても可愛いですよね。
ついついお腹をナデナデしてしまいがちでしょう。
犬は、飼い主に撫でられるのが好きで、仰向けにお腹を出して寝るとまた、撫でてもらえると思いおねだりをしているんです。
犬に仰向けをしつけるメリットは!?
犬が仰向けになってお腹を見せて寝ることを、自然に行うことは深い意味はないようですね。
犬に仰向けをしつけるメリットは、飼い主と犬との上下関係をハッキリさせて、やってはいけないこと、正しいことなどを理解させるときに役立つと考えられているようです。
つまりは、普段の生活をする上でのしつけをしやすくするわけなんです。
また、犬が仰向けになってお腹をだして寝ることで、お腹部分にケガや病気などがないかチェックすることができるのもメリットだといわれているんです。
仰向けを嫌がる犬をしつける事ってできるの!?
しつけるために仰向けにしてお腹を見せるようにするには、犬にも認識させないといけないですよね。
何度も仰向けにして、できたらご褒美を与えるようにするとしつけることはできるといわれています。
例えば、仰向けになることができたらエサをあげたり、犬と遊んであげたり、思いきり褒めてあげるなど、犬が喜ぶことをわかりやすく表現することがポイントなんだそうです。
強制したり、怒ったり、暴力的な教え方をすると犬との信頼関係を築くことはできないといわれ、あくまでも信頼関係の上での主従関係をもたなくてはいけないようです。
犬が仰向けにすると噛む場合は!?
犬に仰向けをするようしつけている上では、なかなか上手く行かないときも多いようで、仰向けにすると噛んだりすることもあるようです。
犬を仰向けにしたら噛んでくるときは、仰向けにされたことにより、不安になってしまったり、恐怖心が出てしまい、精神的に不安定になり自分の敵だと認識して攻撃的になることで「噛む」という行動に出てしまうといわれています。
また、犬を仰向けにしてお腹を見せるよう寝させたとたん噛んでくる場合は、背中や尻尾に何らかの負傷があったり病気を抱えている場合が考えられるといわれています。
そのため背中を床につけてしまうと痛みを伴ってしまい驚いて噛んでくることもあるようです。
仰向けに注意する犬種
犬を仰向けにしつけすることは、可能だといわれていますがどんな犬でも可能な場合ではなく、仰向けにしてお腹を見せて寝かせてはいけない犬種もいるので注意が必要だといわれています。
鼻先が詰まった短頭首犬
犬を仰向けにするのに注意が必要な犬種は鼻先が詰まった短頭首犬という犬種の犬たちなんです。
短頭首犬の犬は、鼻が低くペチャンってした顔をしており、愛嬌のある顔の犬として人気のフレンチブルドッグや、チャウチャウ犬、パグなどが代表的ですよね。
ブルドッグや、チン、ボストンテリアなども短頭首の犬なんです。
これらの犬は、鼻が低く鼻腔が詰まりやすく気管を圧迫することになり、呼吸困難になりやすく危険なため仰向けでお腹を出して寝させるのは注意が必要なんです。
軟骨異栄養症の犬種
軟骨異栄養症とは、遺伝による場合もあり生まれてからしばらくして発症することが多いといわれているんです。
症状は、軟骨の成長異常により神経に骨があたり痛みをあたえてしまいヘルニアの症状になってしまうようです。
軟骨異栄養症の犬は、ダックスフンド、コーギー、シーズー、ペキニーズ、ビーグル、ヨークシャテリアなど、足の短い胴が長い犬にお多いようです。
また、チワワ、トイプードルや、柴犬、ラブラドールレトリーバー、シベリアンハスキーなどの大型犬にも多いようですね。
これらの、軟骨異栄養症の犬は、無理に仰向けにして寝かせようとすると、軟骨に刺激を与えたりしてヘルニアが悪化してしまうことになるため注意が必要だといわれてるんです。
腰の異常がある犬は、無理に仰向けに寝さすことをやってしまうと肉体的にも精神的にも負担がかかってしまうようですね。
まとめ
犬がお腹をだして仰向けになってる理由やしつけについてお届けしましたが、いかがでしたか?
犬の仰向け寝は、犬と飼い主関係を犬にしっかり認識させたり、お腹などのケガや病気を見つけるためには有効だといわれています。
でも、強制することなく信頼関係のもと行うようにしたら良いようですね。
それでは、今回の記事のおさらいです。
☑犬がお腹を出して仰向けに寝るのはあまり意味がない
☑自発的に行う仰向け寝は安心や信頼関係が出来ている
☑犬に仰向け寝をしつけることは褒めながら行う
☑犬に仰向け寝を強制しない
☑犬に仰向け寝を強制すると噛み付くことがある
☑仰向け寝を注意する犬種がいる
などなど、犬のしつけのひとつといわれている仰向け寝は、正しい知識のもと行うようにしましょう。