犬の血尿の原因はストレスかも!?原因や対策法について

愛犬が突然血尿をしたら、驚いてしまう方が多いのではないでしょうか?
犬の血尿には様々な原因が考えられますが、ストレスも原因の一つだと言われています。
一体どんなストレスから血尿が出てしまうのでしょうか?
そこで今回の記事では、犬の血尿の原因と対策法について説明したいと思います。
知りたいことはありますか
犬の血尿の主な原因は膀胱炎
犬に血尿が見られた場合、主な原因は膀胱炎だと言われています。
膀胱炎は細菌が原因で起こる病気で、犬の泌尿器系の病気の中で最も多いそうです。
また他にも血尿が見られ病気として尿道結石、バベシア症、前立腺肥大、腎臓疾患などが挙げられ、玉ねぎを食べたことによる玉ねぎ中毒も血尿を引き起こすとされています。
膀胱炎になる原因は犬のストレス!?
膀胱炎になる原因は飼育環境が不衛生である、排尿回数が少ない、水を飲む量が少ない、体質などが挙げられますが、過度にストレスを受けることによっても発症すると言われています。
また犬も人間と同様に、ストレスや疲れがたまっていたり、体の抵抗力が落ちていると細菌感染しやすくなり、膀胱炎を発症しやすいそうです。
その他の血尿の原因
犬の血尿の原因には、膀胱炎以外にも様々な病気が考えられます。
食中毒によるもの
犬の血尿の原因として、犬が食べてはいけないものを食べたことによる食中毒が考えられます。
人間の食べる食品の中には、犬が絶対に食べてはいけない食品があり、食べることで中毒や病気を引き起こすだけでなく、命の危険もあると言われています。
特に玉ねぎやネギ類による中毒は良く知られていますが、他にも、ニラ、ラッキョウ、にんにく、チョコレート、ココア、アボカド、ぶどう、レーズン、アルコール類などは絶対に犬に与えてはいけないそうです。
また、上記以外の食品であっても、人間が食べている食事を犬にそのまま与えるのは危険だとされています。
前述のように玉ねぎやネギ類による食中毒は、犬の血尿を引き起こす原因になると言われています。
玉ねぎを食べると犬は玉ねぎ中毒尿毒炎になり赤血球が破壊されるため、貧血や血尿を起こしやすくなるそうです。
また、チョコレートやココアは命を落とす可能性の高い食品だとされ、症状の一つとして血尿が見られることが多いそうです。
>>犬が玉ねぎ中毒の症状や応急処置について。食べたら危険な量は!?についてはこちら
尿路結石によるもの
尿路結石は腎臓や膀胱で作られた結石が、腎臓をはじめとする尿管、尿道、膀胱などの尿道器官に留まってしまう病気で、症状として排尿痛や血尿が見られると言われています。
フィラリアによるもの
心臓にフィラリアの成虫が寄生して発症するフィラリアは、急性期や末期になると血尿が起こりやすくなるそうです。
このような状態になった場合は、緊急に治療が必要ですので、すぐに動物病院を受診するようにしましょう。
前立腺肥大
前立腺肥大は未去勢のシニア期のオス犬に多く見られ、老化に伴うホルモンバランスの崩れが原因の一つだと考えられていますが、はっきりとはわかっていないそうです。
初期には症状はほとんどなく、進行するにつれ血尿や、便が出づらくなるなどの症状が見られるとされています。
また、前立腺肥大になると細菌に感染しやすくなり、細菌性膀胱炎を発症しやすくなるそうです。
バベシア症
バベシア症は、マダニを媒介とするバベシア原虫が体内に侵入し赤血球に寄生することで起こる病気で、発症すると赤血球を破壊しながら増殖していくと言われています。
症状として、高熱、息苦しさ、貧血、血尿などが見られ、進行すると内臓の機能障害が起こり、命の危険もあるそうです。
ストレスによる血尿の対策法
ストレスによって血尿が引き起こされている場合には、そのストレスを減らしてあげることが重要です。
そのためにはストレスの原因を見つけ、それに対処するようにしましょう。
犬と遊ぶ時間を増やす
飼い主の仕事が忙しく、留守番の時間が長いなど飼い主とのコミュニケーションがとれていないことも、犬にとってはストレスの一因になると言われています。
こういった場合は、できるだけ犬とのコミュニケーションの時間を増やすことが大切です。
室内でボール遊びやおもちゃで遊んだり、ケアを兼ねてブラッシングを行ったりすることで、犬のストレスは和らぎますので、1日に1度は犬と遊ぶ時間を持つように心がけましょう。
噛むものを与える
留守番の時間などに退屈しないように、犬が長時間噛むことのできるおもちゃやガムなどを与えるのも、ストレスの軽減に役立つと言われています。
ただし、飲み込む危険のあるものは、飼い主がそばで見ている時に与えるようにしましょう。
定期的に散歩に連れて行く
運動不足によるストレスを避けるためには、毎日定期的に散歩に連れていくことが大切です。
犬にとって散歩は運動不足の解消だけでなく、飼い主とのコミュニケーションを取ったり、他の犬や人と触れ合ったりできる大切な時間です。
ストレスの軽減のためにも、毎日しっかりと散歩に連れて行くように心がけましょう。
>>犬のストレスの原因や解消法!サインをよく見てみよう!についてはこちら
まとめ
犬の血尿を引き起こす病気は様々なものがありますが、ストレスや免疫力が低下するとかかりやすくなるようです。
そういった病気による血尿を防ぐためには、犬にストレスを与えないことも大切です。
そのためには、栄養バランスのとれた食事や毎日の適度な運動を心がけ、飼い犬としっかりコミュニケーションをとるようにしましょう。
それではここで、今回の記事をおさらいしたいと思います。
☑犬の血尿の主な原因は膀胱炎と言われ、膀胱炎はストレスから起こりやすい
☑その他の血尿の原因として、食中毒が考えられ、特に玉ねぎ中毒とチョコレートやココアの中毒は注意が必要
☑他にも尿路結石、フィラリア症、前立腺肥大、バベシア症などが挙げられる
☑ストレスによる血尿は、ストレスを軽減させることが大切
☑犬のストレスの軽減には、犬と遊ぶ時間を増やす、おやつやおもちゃなど噛むものを与える、定期的に散歩に連れていくなどの方法がある
血尿はストレスが原因で引き起こされることが多いですが、重大な病気が隠れていることも考えられます。血尿以外にも異常が見られる場合には、動物病院に相談することをお勧めします。