犬にかぼちゃは与えてもいいの!?アレルギーや注意点は?

かぼちゃは甘くて美味しいだけでなく、栄養も豊富で人気の高い野菜です。
そのため、犬の健康のためにも与えたいと思う方も多いようですが、人間に良い食べ物が犬にも良いとは限りませんので、しっかりと成分を確認してから与えるようにしましょう。
そこで今回の記事では、犬にかぼちゃを与えても良いのか?について説明したいと思います。
知りたいことはありますか
犬にかぼちゃを与えても大丈夫!?
結論としては、犬にかぼちゃを与えても問題ないそうです。
人間と同様に犬にとっても栄養豊富で健康に役立つ野菜だと言われていますので、毎日の食事やおやつに積極的に取り入れていくと良いでしょう。
与えてもいい量はどれくらい!?
かぼちゃは100g当たり92calと比較的カロリーの高い野菜ですから、1日に与えても良い総カロリーの範囲内で与えるように注意しましょう。
犬の大きさによって与えても良い量は異なりますが、目安としては1日に10g程度が良いそうです。
また、便通を良くすると言われる食物繊維が多く含まれているため、その点でも与える量に注意が必要です。
与えすぎるとどうなるの!?
犬にかぼちゃを与えすぎると、カロリーオーバーで肥満を招く恐れがあり、さらに、食物繊維の過剰摂取によって下痢や便秘を引き起こす可能性もあるそうですので、与えすぎに注意しましょう。
かぼちゃの栄養素や犬にとっての効果とは?
かぼちゃには、以下のような様々な体に良いと言われる栄養素が含まれ、それぞれ高い効果が期待できると言われています。
βカロテン
かぼちゃは緑黄色野菜の一種ですので、βカロテンが豊富に含まれており、がんの予防や老化防止、免疫力の向上に効果が期待できると言われています。
また、βカロテンは犬の体内に入るとビタミンAに変換され、髪や眼、皮膚や体のあらゆる粘膜の健康維持に役立つそうです。
ビタミンC
かぼちゃにはビタミンCが多く含まれ、その高い抗酸化作用によって老化防止に効果があると言われています。
また、本来ビタミンCは犬の体内で生成できる成分ですが、加齢やストレス、病気などによって不足することがあるため、こういった食物などから補うことも大切だと考えられているそうです。
特にシニア期に入った犬は、積極的に摂取せるようにすると良いでしょう。
ビタミンB群
かぼちゃにはビタミンB群も多く含まれ、エネルギーの代謝を助け、疲労回復に効果のあるビタミンB1や口内炎を予防するビタミンB2、赤血球の生成を助ける葉酸などが含まれているそうです。
食物繊維
かぼちゃには食物繊維が100g当たり4gと豊富に含まれており、善玉菌を増やし、腸内環境を整える効果があると言われています。
ただし、犬はもともと繊維質の野菜の消化が苦手なため、与えすぎると下痢や軟便を起こすことがありますので注意しましょう。
かぼちゃを犬に与える際の注意点は?
かぼちゃは生で与えると消化に悪いですから、人間が食べる時と同じように加熱し柔らかくしてから与えることが大切です。
また、他にも以下のような点に注意して与えるようにしましょう。
種は取り除く
かぼちゃの種やわたは犬にとって消化が悪いため、そのまま与えると胃や腸に大きな負担がかかると言われています。
そのため、必ずしっかりと取り除いてから与えるようにしましょう。
食べやすい大きさに切る
かぼちゃは蒸す、茹でるなどの方法で加熱してから与えますが、あまり大きいまま与えるとのどや胃腸に詰まる可能性がありますので、小さくカットするかすり潰すなどしてから与えるようにしましょう。
与えすぎないようにする
前述のようにかぼちゃは比較的カロリーの高い野菜ですから、与えすぎは肥満の原因になるそうです。
また、食物繊維が豊富なため与えすぎると下痢などを起こすことがありますので注意が必要です。
犬の食物アレルギーに注意する
犬にかぼちゃを与えると、まれにアレルギー反応を起こすことがあると言われています。そのため、初めてかぼちゃを与える際には、まず少量を与え時間をおいて犬の様子に異常がなければ、量を増やして与えるようにしましょう。
食物アレルギーの症状は?
かぼちゃを食べた後にアレルギー反応が起こった場合の症状として、目の充血、痒み、湿疹、下痢、嘔吐などが見られることがあるそうです。症状がひどい場合やなかなかおさまらないと言う場合は、すぐに動物病院を受診するようにしましょう。
まとめ
かぼちゃは栄養豊富な野菜で、甘みがあるため好んで食べる犬も多いようです。
しかし、栄養豊富だからと与えすぎると肥満の原因になりますので、食事のトッピングやご褒美のおやつなど普段の食事の補食としてとして与えると良いでしょう。
ただし犬によっては、体に合わないこともありますので、少しでも異常があった場合には無理に与えないようにしましょう。
それではここで、今回の記事をおさらいしたいと思います。
☑かぼちゃは栄養豊富で、犬に与えても問題ない
☑かぼちゃはカロリーの高い野菜のため、1日に与えても良い総カロリーの範囲内で与え、目安としては1日に10g程度が良い
☑犬にかぼちゃを与えすぎると肥満を招く恐れがあり、さらに食物繊維の過剰摂取によって下痢や便秘を引き起こす可能性もある
☑かぼちゃにはβカロテンが豊富に含まれ、がんの予防や老化防止、免疫力の向上に効果が期待でき、さらにβカロテンは体内に入るとビタミンAに変換され、髪や眼、皮膚や体のあらゆる粘膜の健康維持に役立つ
☑かぼちゃにはビタミンCが多く含まれ、高い抗酸化作用によって老化防止に効果がある
☑かぼちゃにはビタミンB1、B2、葉酸などのビタミンB群も含まれる
☑かぼちゃには食物繊維が豊富に含まれ、善玉菌を増やし腸内環境を整える効果がある
☑かぼちゃを犬に与える際の注意点には、種を取り除く、食べやすい大きさに 切る、与えすぎないようにする、アレルギーに注意するなどが挙げられる
かぼちゃは加熱した後にすり潰しておくと冷凍することもできますので、愛犬の食事に上手に取り入れ、犬の健康維持に役立てましょう。
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