犬の関節の痛みの原因からオススメのサプリまで徹底解説!

人間でも悩んでいる方が多い関節炎は犬にも同じように起こり、様々な原因が考えられています。
また、犬には人間のような治療は行えないことが多く、関節炎の改善に効果のあるサプリメントが重用されているそうです。
しかし、サプリメントには色々な種類があり、どれを選んだら良いのかわからないと言う方も多いと言われています。
そこで今回の記事では、犬の関節の痛みの原因とサプリメントの選び方について説明したいと思います。
知りたいことはありますか
犬の関節炎とはどんな症状!?
人間と同じように犬にも関節炎があり、どんな犬種でもかかりやすいと言われています。
よく見られる症状として、足を引きずる、動きが鈍くなる、階段を嫌がる、散歩に行きたがらない、立ち上がる時につらそうにするなどが挙げられます。
犬の関節炎の原因とは!?
犬の関節とは、骨と骨の間の部位を指し、ここには軟骨と言う結合組織があるそうです。
この軟骨は、コラーゲン、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸と言うたんぱく質からできており、骨同士を支えて固定するスポンジのような役割をしていると言われています。
関節炎は、この軟骨がすり減りスポンジとしての機能が低下するために起こることが多いと考えられているそうです。
また、その他の原因として、以下のようなものが挙げられます。
肥満によるもの
犬が肥満状態で体重が重すぎる場合、軟骨のすり減りが早くなり関節炎を引き起こすと言われています。
糖尿病や高血圧の症状とともに関節炎が起こるのは、肥満による体重過多が原因のことが多いそうです。
運動不足によるもの
犬は運動不足によって筋力が衰えると、関節が不安定になり炎症を起こすことがあると言われています。
外傷によるもの
長期間に及ぶ激しい運動や、事故による怪我によっても軟骨がすり減り関節炎が起こることがあるそうです。
加齢によるもの
人間も同様ですが、軟骨がすり減る原因として最も多いのが加齢によるものだと言われています。
軟骨は長い期間全体重を支えているため、年をとるごとにすり減ってしまうそうです。
遺伝によるもの
小型犬は遺伝的に膝の膝蓋骨が外れる膝蓋骨脱臼を起こしやすく、特にトイプードルなどの犬種に起こりやすいと言われています。
膝蓋骨脱臼を起こすと、膝に過剰に負担がかかり、股関節が変形したり、炎症を起こすこともあるそうです。
発育異常によるもの
関節炎の原因に、先天性の股関節異形成症と言うものがあり、これは生まれつき股関節の形成が上手くいかず、正常に関節を動かすことができずに炎症を起こしてしまうと言われています。
感染症によるもの
犬の関節炎には感染性関節症と言われる、何らかの病原体が体内に入ることで起こる関節炎があるそうです。
犬の関節炎のサプリメントの選び方とは!?
犬に関節炎にはサプリメントを与えるのが効果があると言われており、軟骨に必要な成分を含んでいるものを選ぶと良いそうです。
効果的な成分は?
よく聞かれるグルコサミンは、軟骨の主成分であるコンドロイチン硫酸やヒアルロン酸の原料となるため、軟骨の成分を補強し関節炎の改善にも効果があると考えられます。
グルコサミンはフードや食物には少量しか含まれていないため、効果的に摂取するにはサプリメントが良いと言われているそうです。
また、グルコサミンはコンドロイチン硫酸と一緒に摂取することで効果が高まると証明されているため、合わせて摂取することが大切です。
このコンドロイチン硫酸は様々な種類があり、選ぶ際には吸収率の高いものが良いと言われています。
吸収率とは、飲み込んだコンドロイチン硫酸の量に対し、何%が体内に吸収され効果を発揮するのかの割合のことで、この吸収率が高いものほど効果も高いと考えられているそうです。
犬の関節に効果が期待できるサプリをご紹介!
犬の関節炎に効果が期待できるサプリメントとして、以下のものが挙げられます。
毎日散歩
毎日散歩は、軟骨の形成に必要なコンドロイチン硫酸、Ⅱ型コラーゲン、プロテオグリカン、筋肉成分であるイミダゾールペプチドを配合し、関節炎の改善や予防、衰えた筋肉をサポートする働きがあると言われています。
国産で保存料などの化合物を使用しておらず、体にも優しいと人気があるそうです。
コセクインDS
コセクインDSは動物病院で処方されることも多いグルコサミンサプリメントで、吸収率70%のコンドロイチン硫酸を配合し、関節炎の予防、改善だけでなく、股関節形成不全や膝蓋骨脱臼の治療効果もあると言われています。
グリコフレックス
グリコフレックスは、変形の度合いや痛みによってレベルがあり、タブレットとチュアブルを選択することができるそうです。
あいこな
あいこなはグルコサミンを含むサプリメントですが、その他にも様々な成分が含まれ関節炎だけでなく、犬の健康をトータルでサポートする働きがあると言われています。
まとめ
関節炎はどんな犬種であってもかかりやすく、一度かかってしまうと治療に長い時間がかかるうえ、完治しても再発することが多い病気だと言われています。
そのため、関節炎の症状が出る前に予防対策をすることが大切です。
それではここで、今回の記事をおさらいしたいと思います。
☑犬にも関節炎があり、症状として足を引きずる、動きが鈍くなる、階段を嫌がる、散歩に行きたがらない、立ち上がる時に辛そうにするなどが挙げられる
☑犬の関節炎は、軟骨がすり減りスポンジとしての機能が低下するために起こることが多い
☑犬の関節炎の原因としては、肥満、運動不足、外傷、加齢、遺伝、発育異常、感染症などが挙げられる
☑グルコサミンは、軟骨の主成分であるコンドロイチン硫酸やヒアルロン酸の原料となるため、軟骨の成分を補強し関節炎の改善にも効果がある
☑グルコサミンはコンドロイチン硫酸と一緒に摂取することで効果が高まると証明されているため、合わせて摂取することが大切
☑犬の関節炎に効果が期待できるサプリメントとして、毎日散歩、コセクインS、グリコフレックス、あいこななどが挙げられる
関節炎に良いと言われる成分は食事などからとることは難しいため、サプリメントで効率よく摂取するようにしましょう。
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