犬が夜中に吠える!その原因と対策法を解説!

犬は夜になると吠えだすことがあり、そうなると飼い主も眠れないですし、ご近所にも迷惑をかけてしまいます。
また、叱っても治まることがないので困っている飼い主の方も多いそうです。
このような犬の夜鳴きには様々な理由があり、それに応じた対処が必要だと考えられています。
そこで今回の記事では、犬の夜鳴きの原因と対策法について説明したいと思います。
知りたいことはありますか
犬が夜に吠える原因とその対策法について
犬が夜になると吠える原因には、以下のようなものが考えられるそうです。
寂しくて吠える場合の対策
新しい家に来たばかりの子犬は、寂しさや不安感から夜に鳴くことがあるそうです。
これはそれまで一緒にいた母犬や兄弟犬と離され、急に一人になったため不安になって鳴いていることが多いですから、ケージの中に身を寄せるものを置いてあげると良いそうです。
犬はもともと体が何かに触れていないと不安になる習性があると言われていますので、ぬいぐるみやクッション、人肌程度の湯たんぽなどを一緒に入れてあげると良いでしょう。
また、時計やラジオなど音が出るものは、子犬に安心感を与えるため一緒に入れると効果があると言われています。
特に、時計の規則的な音は心臓の鼓動のように聞こえるため、子犬が安心して眠ることができるようです。
試し鳴きの場合の対策
犬は飼い主の気を引くために夜鳴きをすることがあり、その場合初めのうちは小さな声で鳴き、徐々に大きな声になっていくのが特徴です。
これは、どこまで鳴けば飼い主が構ってくれるのか試していると言われ、そばに行って声を掛けると泣き止みますが、離れるとまた泣き始めることが多いようです。
この場合、犬は鳴けば飼い主が来てくれると覚えてしまっていると考えられますので、声をかけたりせずに無視することが大切です。
また、外の様子が見えないように、ケージ全体をカバーで覆ってしまうのも効果があると言われています。
運動不足で鳴く場合の対策
犬は1日のほとんどを寝て過ごしますが、特に子犬は20時間近く眠ると言われています。
しかし、新しい環境になったときに睡眠のリズムが狂い、昼間眠って夜になると起きて吠えたり、暴れ出したりと言うことが多いそうです。
この場合は、昼間にたっぷりと遊んであげる、散歩の時間を長めにするなどすると、夜は疲れて眠ってくれるそうです。
また、寝る直前に遊んであげたり、芸を覚えさせたりするのも良いでしょう。
老化で鳴く場合の対策
シニア期に入った犬が夜鳴きすると認知症と考える方が多いようですが、シニア犬は認知症の症状以外でも夜鳴きすることがあるそうです。
犬も人間と同じように、年をとるにつれ目や耳などの体の機能が衰え初め、その不安感から飼い主を呼ぶために夜鳴きをすると言われています。
この場合、飼い主の存在を確認することで治まることが多いと言われていますので、夜泣きをしたら声をかける、飼い主の近くに寝る場所を移動するなどすると良いでしょう。
認知症で鳴く場合の対策
夜鳴き以外にも遠吠えや同じ場所をぐるぐる回るなどの症状が出始めた場合は、認知症を疑ったほうが良いと言われています。
犬は認知症になると昼夜が逆転した生活になることが多いため、夜泣きが多くなると考えられています。
この場合日中はできるだけ散歩にでたり、日当たりの良い場所で過ごさせたりして、体内時計を整えてあげると良いでしょう。
また、認知症による夜鳴きや遠吠えは病気の症状であるため、強く叱ったり、しつけをすると言うことはできないそうです。
あまりにひどい場合には、動物病院などに相談すると良いですが、認知症の症状が改善することはないため、精神安定剤や睡眠薬の処方と言う対症療法を行うしかないと言われています。
朝に吠える場合の原因と対策は!?
犬は夜中だけでなく、早朝に吠えることがあり、これは新聞配達などの音に反応している場合やトイレや散歩に早く行きたいという要求吠えの場合が考えられます。
要求吠えの場合、一度犬の要求にこたえてしまうとどんどんエスカレートすることがありますので、できるだけ無視する、寝る前にトイレに連れ出すなどの対処をしましょう。
ただし、体調が悪いためトイレに行きたいと言うこともありますので、鳴いている時の犬の様子をしっかり観察することも大切です。
急に夜吠えるようになった時は!?
今まで夜鳴きをしなかった犬が、突然夜鳴きをし始めた場合や、鳴き方がおかしいと感じた場合は、体に違和感や痛みなど異常がある可能性があると言われています。
この場合、犬の様子をしっかりと観察し、他に症状が見られるなどした場合は、早めに動物病院を受診するようにしましょう。
まとめ
犬の夜鳴きは飼い主にとっては問題行動に見えるかもしれませんが、犬にとっては何か理由があって鳴いていることが多いそうです。
犬は言葉で伝えることができませんから、こういった行動から飼い主がしっかりと犬の気持ちを読み取ってあげることが大切です。
夜鳴きをする場合には、何が原因なのかをよく見極め、その原因を改善してあげるようにしましょう。
それではここで、今回の記事をおさらいしたいと思います。
☑子犬は寂しさや不安感から夜に鳴くことがあるので、体を寄せることのできるものをケージに入れると良い
☑犬は飼い主の気を引くために夜鳴きをすることがあり、この場合は無視する、外が見えないようカバーをすると良い
☑犬は新しい環境によって睡眠のリズムが狂い、夜になると起きて吠えることがあり、この場合昼間に充分運動させることが大切
☑犬は年をとるにつれ目や耳などの体の機能が衰え初め、その不安感から飼い主を呼ぶために夜鳴きをすることがあるので、声をかけて安心させる
☑・犬は認知症になると昼夜が逆転した生活になり夜鳴きが多くなるので、昼間にしっかりと活動させることが大切
☑犬が早朝に吠えるのは、新聞配達などの音に反応している、トイレや散歩に早く行きたいという要求吠えがあり、無視することが大切
☑今まで夜鳴きをしなかった犬が、突然夜鳴きを始めた、鳴き方がおかしい場合は、体に違和感や痛みなど異常がある可能性がある
犬の夜鳴きは飼い主とのコミュニケーションを増やすことによって改善することも多いと言われていますので、普段から犬と信頼関係を築けるよう努力しましょう。