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犬の抗生物質の副作用や与える際の注意点について

 2018/09/20 病気
この記事は約 7 分で読めます。

犬も細菌に感染すると抗生物質で治療を行いますが、この抗生物質には副作用のリスクや耐性菌と言った問題があると言われています。

これは人間の場合でも同じように起こるそうですが、一体どのようなリスクや問題があるのでしょうか?

そこで今回の記事では、犬の抗生物質の副作用や注意点について説明したいと思います。


犬にも抗生物質を与える事がある?

犬 抗生物質 与える

抗生物質とは細菌が原因の感染症に用いられる薬で、人間だけでなく犬にも用いられることがあるそうです。

抗生物質はどんな物なの!?

抗生物質には天然の抗生物質と合成した抗生物質があり、さらに百種類以上もの種類があり、その作用も様々だと言われています。

主に細菌の増殖と活動を弱め倒すものが抗生物質と呼ばれ、病状や原因となる細菌に合わせて処方されるそうです。

抗生物質の役割の例として、犬が細菌性皮膚炎にかかった場合、抗生物質を投与し細菌の増殖と活動を抑え、細菌の勢力が弱まっている間に犬が持つ免疫機能や皮膚の防御機能で皮膚を守り回復させるそうです。

こういったことから、抗生物質には炎症や痒み、痛みなどを治す機能はなく、原因となる細菌を駆除し、犬が自身の免疫機能によって病気を治すサポートを行っていると考えられています。

抗生物質が必要なのはどんな時!?

犬 抗生物質 必要な時

抗生物質は細菌の増殖と活動を弱め倒す薬ですので、細菌が原因となる感染症の治療にはほとんどの場合抗生物質が必要になるそうです。

ただし抗生物質は最近に対してのみ効果がある薬ですので、ウイルス、真菌、寄生虫などが原因の感染症には用いられることはないそうです。

犬の抗生物質の副作用はある!?

犬 抗生物質 副作用ある

抗生物質は細菌に対して効果のある薬ですが、体にとって害のある細菌なのかどうかを判断することはできないそうです。

そのため体にとって必要な腸内の善玉菌も倒してしまい、その結果副作用の症状が出ることがあると言われています。

抗生物質による副作用の症状とは?

副作用の症状としては下痢や嘔吐などが見られるそうですが、他にも副作用としてアナフィラキシーショックを起こすことや、長期服用の副作用として腎不全と言った重篤な症状が起こることもあると言われています。

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副作用が出た場合はどうすればいいの?

抗生物質の副作用の症状が見られた場合は、すぐに処方された病院へ行き、抗生物質の種類を変えてもらうようにしましょう。

また過去に抗生物質によって、アレルギーや下痢、嘔吐などの副作用が起こったことがある時は、事前に獣医師にその旨を告げ、副作用に出にくい抗生物質を処方してもらったり、副作用を予防する胃や腸の薬などを処方してもらうようにすると良いそうです。

犬に抗生物質を与える際の注意点とは?

犬 抗生物質 注意点

犬に抗生物質を与える際には、以下の点に注意が必要です。

耐性菌に注意する

抗生物質を犬に与える際に注意しなくてはならないのが、耐性菌と呼ばれる存在です。

耐性菌とは、抗生物質での治療の中で効果が現れない耐性のある菌が偶然発生し増殖することで生まれる菌のことで、MRSA、多剤耐性菌、ESBL産性菌などが良く知られているそうです。

これらの菌は従来の抗生物質が効きにくくなるため治療が困難となり、より強力な抗生物質を使用しなくてはならなくなると言われています。

しかし、強力な抗生物質と言うのはその分副作用も強く、さらにその強力な抗生物質にも耐性菌が発生する可能性が考えられます。

特に、抗生物質の長期投与は耐性菌を生み出しやすく、副作用のリスクも高くなると言われています。

そのため、1か月以上にわたって投与し余りに効果ない場合は、抗生物質以外の手段で治療を行う必要があると考えられているそうです。

同じ症状でも他の犬には飲ませない

獣医師が処方した抗生物質は、個々の犬の体質や体重、体調、病状などを考慮して処方されているそうです。

そのため、同じ症状であっても他の犬に出された薬を使用するのは、効果が無いだけでなく症状が悪化するなどの危険性もありますので注意が必要です。

また、以前に同じ症状で処方された薬であっても体調や体重などに変化がある場合がありますので、使用は避けたほうが良いと言われています。

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時間や量をしっかり守る

抗生物質を犬に与える際に最も気を付けなくてはならないのが、獣医師が処方した抗生物質を指示通り飲み切らなくてはいけないと言うことです。

獣医師は、感染症の原因である細菌が消滅するために必要な抗生物質の種類と量を処方しているため、症状が治まってきたからと言って投与を止めてしまうと、弱まっていた細菌がまた勢力を取り戻し、症状が悪化してしまうこともあると言われています。

また、副作用を恐れて抗生物質の量を減らしたり、投与を止めたりする飼い主も多く、これは治療を遅らせるだけでなく、耐性菌を発生させる原因となり、さらには感染症が重篤化する可能性もあるそうです。

こう言ったことを防ぐためには、見た目に症状が無くなっても処方された量を飲み来ることが重要だと考えられます。

犬の抗生物質の種類は!?

犬 抗生物質 種類

犬の抗生物質にはベータラクタム系、合成抗菌薬、アミノ配糖体、テトラサイクリン系、マクロライド系、クロラムフェニコール系があるそうです。

この中で最も多く用いられているベータラクタム系の抗生物質は、セフェム系注射薬、セフェム系経口薬、ペニシリン系、その他と分かれ、感染症によって投与する薬品が異なるそうです。

これらは細菌の細胞壁の生成を阻害することで増殖と活動を防ぎますが、腸内細菌にも効果が出るため下痢などの副作用が多く見られるそうです。

合成抗菌薬はサルファ剤とキノロン系があり、サルファ剤は尿路感染症に多く用いられますが、耐性菌ができやすい特徴があるそうです。

キノロン系は広範囲に効く強力な抗菌剤ですが、耐性菌の出現を抑えるためあまり用いられないようです。

アミノ配糖体は他の抗生物質では効かない菌にもよく効きますが、副作用が強くあまり用いられないそうです。

テトラサイクリン系は他の薬が効きづらい菌にもよく効き、毒性の少ない抗生物質ですが、耐性菌が発生しやすい欠点があるそうです。

マクロライド系は他の薬が効きづらいマイコプラズマなどにもよく効き、副作用も少ないためよく用いられるそうですが、耐性菌が増えてきていると言われています。

クロラムフェニコール系は、広範囲の細菌によく効きますが、副作用が強いため、あまりも用いられることはないと言われています。

>>犬の胃腸炎の原因や治療法についてはこちら♪

犬の胃腸炎ってどんな病気?原因や治療法について

まとめ

犬 抗生物質 まとめ

抗生物質は獣医師の指示通りに服用すれば、安全に使用できる薬です。

自己判断で服用を止めたり量を減らしたりすると、耐性菌の発生に繋がることもありますので注意しましょう。

また、副作用のリスクに神経質になっている飼い主の方も多いようですが、どんな薬にも副作用はあるものですから、副作用が見られたらその都度獣医師に相談し、愛犬に合う薬を処方してもらうようにしましょう。

それではここで、今回の記事をおさらいしたいと思います。

☑細菌の増殖と活動を弱め倒すものが抗生物質と呼ばれる

☑抗生物質には炎症や痒み、痛みなどを治す機能はなく、原因となる細菌を駆除し、犬が自身の免疫機能によって病気を治すサポートを行う

☑細菌が原因となる感染症の治療にはほとんどの場合抗生物質が必要

☑抗生物質は細菌に対して効果があるが、体に必要な腸内の善玉菌も倒してしまうため、その結果副作用の症状が出ることがある

☑抗生物質の副作用の症状が見られた場合は、すぐに処方された病院へ行き、抗生物質の種類を変えてもらう

☑犬に抗生物質を与える際には、耐性菌と呼ばれる治療の中で効果が現れない耐性のある菌に注意する

☑同じ症状であっても他の犬に出された薬を使用すると、効果が無いだけでなく症状が悪化するなどの危険性もある

☑抗生物質を犬に与える際に最も気を付けることは、獣医師が処方した抗生物質を指示通り飲み切ること

抗生物質の服用に不安がある場合は、遠慮せずに獣医師に相談し、不安を取り除いてから治療を行うようにしましょう。

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